夜になっても、なかなか眠れない経験はありますか?それは不眠症です。不眠症の改善は、間違った睡眠習慣を改めることや、眠りに対するこだわりや不安を解消することも大切です。また、体の病気や心の病気が不眠症の原因になっているとしたら、まずはその治療が必要です。不眠症の治療は、お薬による治療ばかりではありません。薬を使わない不眠症の治療方法もあります。下に紹介しますので、是非ご参考ください。

1.高照度光療法

これは2500ルクス以上の高照度光で一定時間照射し、睡眠時間帯を望ましい時間帯に矯正する治療法です。高照度光は生体リズムの周期をずらす作用があるので、睡眠の時間帯がずれている不眠症患者さんの治療などに用いられます。専門の医療機関などで実施されています。

2.睡眠制限法

睡眠制限法とは、睡眠時間を制限することで、「ベッドは眠るところなんだ」という意識づけを行う方法です。不眠症の方は、眠れないために「少しでも長く横になっていよう」と考え、長時間寝床にいる傾向があります。しかしこれはかえって生活リズムを崩し、不眠症を悪化させる原因になります。また、寝床にいる時間が必要以上に長いと、「寝床は眠れない場所」という認識も強くなってしまいます。そのため、あえて寝床にいる時間を制限することで、生活リズムをただし、「寝床は眠るところ」という意識づけを行うのです。

3.認知行動療法

認知行動療法(CBT:Cognitive Behavioral Therapy)というのは、精神療法の一種として、物事のとらえ方を修正していくことにより精神状態の改善をはかる治療法のことです。主にうつ病や不安障害の治療に用いられていますが、実は不眠症にも認知行動療法は有効です。CBT-I(Cognitive Behavioral Therapy for Insomnia)は、不眠(Insomnia)に対する認知行動療法です。様々な手法で、あなたの不眠がどうして起こっているのかを探索し、解決していくことによって不眠症の治療を行います。